最近、気になることを耳にしました。
保険代理店、特に生保系代理店には気を付けてもらいたいことです。2017年以降、高齢者の生命保険契約を巡るトラブルが相次ぎ、苦情が増加傾向とのことです。
背景には長引く低金利で保険会社が高齢者の資金運用先として保険料が高額な貯蓄型商品を勧めている現状があります。
トラブルの一例として、①契約内容に関する不十分な説明 ②高齢者に適合しない保険販売 ③子や孫を被保険者として契約させ、年間数百万円もの高額な保険料を支払わせる。④「資産運用」や「個人年金」をうたって保険を勧誘している ⑤本人の意に反して契約内容を書き換えられている・・など。
内容を理解せず契約するケースが目立ち、国民生活センターは「高齢者は契約する前に必ず家族に相談してほしい」と呼びかけています。
「親が高額の契約をしたが解約したい」という息子、娘さんからの相談が多発しているとのことです。
このようなことを耳にすると、保険代理店においてはまだまだ「顧客本位の業務運営体制」が浸透していない現状であることを痛感します。
当社も顧問先に対し、高齢者対応の重要性を説明し、代理店様独自の対応ルールを作ってもらい丁寧な高齢者対応を指導しています。
最近、親族の方から「ありがとう」の声をいただいと顧問先代理店の方から言われました。
金融商品である保険ですが、保険の本質を今一度見つめ直して、当社も代理店様と品質向上のために共に歩んでいきたいと思っています。