金融・保険外部監査専門機関

大阪本社:

06-6131-8377

平日 9時00分~18時00分

無料面談/相談
お問い合わせ
お問い
合わせ
お気に入り
登録

各種基本方針の理解と重要性

ホーム > アドバイザリーブログ > 各種基本方針の理解と重要性

保険代理店が各種法律や指針に基づいて基本方針を制定・公表し、遵守すべき体制を講じなければならないことは既にご存知のことと思います。
でも、お客さまから「基本方針とは何ですか?」と聞かれたら、皆さんはどのように回答しますか?
この基本方針の本来の意味を理解しないまま形式上、事務所内に掲示していたり、
募集人の募集ツールブックに入れさせているだけ・・・という保険代理店が監査の実施で散見されます。
先日、保険募集人歴20年以上の方との実技監査において、
「お客様との挨拶、権限明示から勧誘方針の説明など募集の一連のプロセスを述べてください」と問いかけると、
募集人の方から「勧誘方針とは何ですか?」との逆質問されました。
これには私も正直驚かされました。業界歴20年以上のベテランさんだったが故に・・・

基本方針の制定、公表、遵守は、平成26年改正保険業法に係る体制整備を取組みしているかしていないか・・・の前に、
金融商品を取扱う保険代理店としてコンプライアンス推進体制の取組みの当然の事項です。

保険代理店が定める主な基本方針として・・・
①「金融商品の販売に関する法律に基づく勧誘方針」
金融商品の販売等に関わる勧誘を適正に行わなければならないと定められおり、
保険代理店は、勧誘行為に関する方針について代理店自らの名前で「勧誘方針」を策定し、事務所に掲示する等、公表する必要があります。

②「個人情報の保護に関する基本方針(プライバシーポリシー)」
保険代理店は個人情報取扱事業者に該当するため、個人情報保護法に則った個人情報の取扱いが求められ、
プライバシーポリシー(個人情報保護に関する考え方および方針)を策定し、事務所に掲示する等、公表する必要があります。

③「比較推奨販売方針」
複数の保険会社の保険商品を販売する代理店については、自店の推奨販売・比較説明方針を定め、
お客様に対して適切に説明を行う措置を講じる必要があります。

④「反社会的勢力に対する基本方針」
保険代理店は、反社会的勢力との関係遮断に務め、保険契約者、募集人、業務委託先等が
反社会的勢力に該当する場合の対応方針を定め・公表する必要があります。

いかがでしょうか。
最低でもこれらの方針を定め、事務所およびホームページで公表していますか?
(公表だけではなく、募集人のツールブックにも保管させて持ち歩かせていますか)

外部監査における保険募集人実査ヒアリングにおいて、
「御社で制定されている各種基本方針がありますが、内容のご説明をお願いできますか」問いかけると、
ほとんどの保険募集人が「制定されている基本方針の名称・種類はわりと言えるのですが・・・どのような内容が書かれているか、
まともに読んだことがありません。(お客さまにも説明したことがありません)」
という回答が返ってくるのが実情です。

なお・・・
基本方針とは、その保険代理店としてのそのことに対する考え方、あり方を示した重要な物です。

また、態勢整備の取り組みがしっかり行われている保険代理店では、上記①~④の基本方針の他、
①コンプライアンス基本方針
②保険募集管理基本方針
③顧客サポート等管理基本方針
④内部監査基本方針
⑤個人データの安全管理に係る基本方針
⑥特定個人情報等の適正な取扱いに関する基本方針
⑦外部委託管理基本方針
などを定め、コンプライアンス推進体制の確立に向けた募集人教育を徹底しています。
基本方針は掲示・公表だけしておけば良い・・・では無く、
募集人全員が内容を理解し、適切にお客さまに説明し、その内容がしっかり伝えられているかが重要な鍵になります。

金融庁・財務局検査でも当然に基本方針の資料の提出を求められ、その後にヒアリングで確認されています。

今週、是非募集人の皆様に質問してみて下さい。
本来、当たり前となっている自社の基本方針をどれだけ理解しているか。
理解が乏しい場合は、再度研修の実施が必要でしょうね。