金融・保険外部監査専門機関

大阪本社:

06-6131-8377

平日 9時00分~17時00分

無料面談/相談
お問い合わせ
お問い
合わせ
お気に入り
登録

保険代理店のFD宣言

ホーム > アドバイザリーブログ > 保険代理店のFD宣言

最近、生保系代理店だけではなく、損保系代理店から「FD宣言」に関する相談、質問を受ける頻度が多くなりました。
昨年夏頃から生保会社数社が生保系代理店に対して、「FD宣言をしてください」、「FD宣言をしたら手数料加算になります」などと、安易にFD宣言を勧める動きがあることはわかっていましたが・・・
遂に2019年になり損保会社までもが損保系代理店に対して、「FD宣言で手数料ポイントが上がります」という流れを作ってきています。
業界のこのような流れの中のFD宣言に関する相談、質問において、
「どのようFD宣言をつくるべきか?」、「KPIの定め方を教えて欲しい」という内容ならまだしもですが・・・
実は一番多い相談、質問は・・・
「FD宣言って何?」、「FDって何の略?」、「FDって聞いたことはあるけど、あれって銀行や証券会社だけのことじゃないの?」、「顧客本位の業務運営って何?」という、まだまだぐーっと前の段階の質問が圧倒数を占めているのが実情です。
だから私たちリーガルの考えはこうです。
保険会社が保険代理店の皆さんに「FDとは何か」、「なぜ、顧客本位の業務運営をしなければならないのか」、
「FD宣言をすることによって、今後何をしなければならないのか」など、しっかり説明して、それ相当の時間をかけた教育を行った上で、「FD宣言=品質向上=手数料ポイントへ」の構図をつくるべきではないかと。
安易に「FD宣言=手数料」だけを前面に出して、その後のKPIの策定方法やKPIの検証のことは後回しになっているように思えます。
つい先日、FD宣言をされている生保系代理店の外部監査を実施しました。
社長から話を伺うと、「保険会社から●月までにどうしてもFD宣言をしてもらわないと困る。といわれたので、FD宣言をしました。でも、KPIは定めていません。KPIをどう策定していいか全くわかりません。何か参考になるものありますか?」と言われました。
その質問に対して、KPIとは何か、本音のところその意味を理解されているかどうかを尋ねたところ、
「よくわからない」との回答でした。FD宣言を実際にされている生保系代理店であってもまだまだこの実情です。
果たして保険会社が強く勧めるFD宣言運動はこれでいいのでしょうか・・・
私たちリーガルは顧問先代理店にFD宣言を安易に勧めていません。
<初年度>
初年度外部監査を実施、課題を抽出、体制整備(組織体制づくり)
<2年目>
二年目外部監査を実施、再課題を抽出、組織全体に浸透するための態勢整備(ルール遵守のPDCA)の運用
<3年目>
顧客本位の業務運営ができるための態勢整備(品質向上のPDCA)の運用および、FD宣言の準備(FD案とKPI案の策定)
<4年目>
FD宣言案、KPI案に基づいた試験的運用
<5年目>
前年の試験的運用結果のPDCAと宣言案、KPI案の見直しおよび、5年目終了時点で金融庁へのFD宣言の届出

といった内容のプログラムで、私たちリーガルはFD宣言を段階的に勧めています。
誰のために、何のためにFD宣言をするのか、今一度、まずは保険会社が考えるべきだと思います。