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保険業界の適正化の波

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平成26年改正保険業法が施行され、3年目に突入しようとしています。
この施行を皮切りに、保険業界全体の建て直しが図られています。

保険代理店、募集人も当然ながらこの建て直しの中に含まれています。
2019年に入ってからでも外貨建て保険の取扱いの見直し、法人向けの節税保険の販売停止、
保険代理店による経費天引き集団訴訟、と話題が欠かない今の保険業界ですが、なぜこのように立て続けに問題視されるのか・・・
すべては、「顧客本位」の言葉がキーワードになっています。
「顧客本位」というキーワードが金融業界に登場してから環境は激変してきています。
いわゆる、保険業界の業務運営が「顧客本位」ではなかったことが推測されます。
そこには、保険会社、保険代理店、募集人に都合が良い商品が顧客へ提供されていたこと。
また保険本来の趣旨を逸脱した商品スペック、商品販売になっていたこと。などが、
「顧客本位」と相反するという判断につながったものと思われます。
2月末には各生命保険会社が保険代理店の手数料評価体系を大幅に刷新するという発表をしました。
「顧客本位」の品質評価へ変化させるという趣旨のものです。
2019年に入って某生命保険会社の営業部長の方とお話しをする機会がありました。その際に言われていた言葉が非常に印象的でした。
「保険会社が”顧客本位の業務運営方針”を公表しているのに、業務を委託している保険代理店が同様に”顧客本位の業務運営方針”を策定、公表しないことは保険会社としてつじつまが合わない。業務委託を受けている保険代理店の方針が違うということは、顧客へ嘘をついていることになる。だから、今後はいくら販売量が多い保険代理店であっても、保険会社の方針を理解し、品質を重視し、同じ方向を向いてもらえる保険代理店でなければ付き合ってくことはできない。」

とはっきり断言されていました。本当にその通りだと同感の思いであり、
いよいよ保険会社も「量重視の代理店評価」から「経営姿勢、品質重視の代理店評価」体制に移行するジャッジを出していることを改めて痛感しました。

2019年4月~7月の期間で、各保険会社は自社を含め、委託先の保険代理店の適正化に大きく舵をきろうとしています。
保険代理店も同様に舵をきらないと生き残っていけない。保険会社と保険代理店のねじれ関係は許されないということです。
昔からよく耳にしてきていることですが、「私ら(保険代理店)が販売しているからこそ、保険会社は成り立つ。」など、
未だに保険代理店が「上」と思っている経営者がいます。
そしてその中のいる募集人の考えの多くは「自分らが販売しているからこの代理店は成り立っている」というなど、
保険会社から「委託されている構図、仕組み」を忘れているように思えます。
保険代理店として・・・保険募集人として今後生き残るために、気づいた時には手遅れだった・・・とならないためにも、
今後保険代理店に求められるものは何なのか。真剣に見極めていただきたいと思います。